【事例:車検ステッカーはあるけれど…?『点検』と『検査』の大きな違い】

当店の代車を例に、少し大切なお話をさせてくださいね。

車のフロントガラス右上(中央上)にある四角いステッカー。これは「車検の有効期限」を示しているステッカーです。

フロントガラス左上にある丸いステッカー。これは「次の車検までの間、安全に乗るための定期点検(法定点検)」の期限を示すステッカーです。 ※実はこのシール、国の許可を受けた「認証工場」や整備振興会に所属している工場でしっかり点検を行ったお車にしか貼ることができない特別なマークなんです。

こちらは、車検証(ICチップ)から読み出したデータの一部です。特に大切なのが、一番下の3行です。 「どんな検査場で」「どのような形態で」「どの認証工場が検査に持ち込んだか(工場コード)」がすべて記録されています

そしてこれが「点検整備記録簿」。人間でいう『カルテ』のようなものです。 どんな点検を行い、安全のためにどの部品を交換・調整したかが一目でわかります。全国どこの整備工場に行っても情報を共有できる、非常に優れた履歴書なんです。
車でお出かけの際、こうしたステッカーや書類を普段からじっくり見る機会は少ないかもしれません。
実は、車検には大きく分けて「検査」と「予防整備(分解点検)」の2つの側顔があります。
車検(検査): 受検した「その瞬間」に、国の安全基準を満たしているかを確認するもの
法定点検(整備): これからの数年間、安全に走り続けるためにブレーキや足回り等を分解し、清掃・調整・予防交換するもの
昨今では「検査だけを通す」という手軽な選択肢も増えておりますが、やはり愛車に長く安心して乗り続けていただくためには、事前のしっかりとした点検整備と、その歴史である「カルテ(記録簿)」がとても大切になります。
当店でお渡しする車検証データにも、国から認められた「認証整備工場」として、点検整備を完了した証が公的に記載されます。
「自分の車はこれまでどんなお手入れを受けてきたのかな?」「次の車検まで安心して乗りたいな」と思われた際は、ぜひお車のグローブボックスに入っている『記録簿』を、ふと開いてみてくださいね。
ご自身のライフスタイルや愛車への思いに合わせたお店選びの、ちょっとした参考にしていただければ幸いです。
補足的豆知識
【車検証データに記録される受検形態の例】
認証整備工場: 国の認可工場でしっかり点検・整備を行ってから受検した証(当店の形態)
受検代行: 整備を行わず、検査ラインの通過手続きのみを代行した形態
使用者: ユーザー自身で検査場へ持ち込んだ形態(ユーザー車検)



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